2002年8月15日(木)

★episode1「北の国から」ツアー
 

目覚ましが鳴る前に起きたけれど、やっぱり曇り空。朝食までどこにも出かけず。
朝食のとき、隣のテーブルには3人のちょっと恐そうなお兄ちゃん。
2階の窓からお師匠が指差したのは、3台のでっかいバイク。
よーく見ると1台には「北の国から」っていうでっかいステッカーが貼ってある。
あの人たちのみたいだね?なんて笑いながらチェックアウトしました。

富良野駅前経由で麓郷へ。きれいな川沿いに走る麓郷街道は
オオハンゴンソウの黄色いじゅうたんがずうっと続いていました。
まずは、やっぱり「麓郷の森」へ。
「北の国から」のロケで使われた2つの小屋が今でも保存されています。
お師匠も私も、ここは初めてではありません。
私は5年前に母を連れて、お師匠はそのずっと前に来ています。
でも、私にとっては今回が初めてのようなもの。
というのは、「北の国から」にはまったのが今年から!だったりするからなのです。
今までも存在は知ってて、だいたいどういう話なのかも知ってたんだけど
なぜか見そびれてました。「'95 秘密」とか「'98 時代」などはビデオには
録画したのに忙しくて見る暇がなくて、結局潰してしまったりなんかして
(今思えば、「忙しくても見ろよ!」って感じですが)。
母親を連れてきたときも、「お風呂だ!」とか「丸太小屋は燃えちゃったよね」
などと嬉しそうに話し掛けられても、「だからー、見てないんだってばあ…」って
感じでノリについていけず、ちょっと淋しかったなあ。
ずっと見たかったんだけどビデオを借りるのもお金がかかるし…まあ、
美瑛じゃなくて富良野だからいいか…みたいな感じだったのですが、
実はお師匠こそが「北の国から」フリークだったのだね。
そして、めでたくお師匠が購入したDVDや、保存していたスペシャル版のビデオを
見ることによって、何とか最終回に間に合うことができた、というわけです。

やっぱり何も知らないで見に来たときとは大違い。
もともとミーハーな私は結構よろこんでしまったよ…。

 

五郎さんたちが火事の後に
住んでた家。横の小さいの
が有名なお風呂です。

かなり老朽化していて
ちょっと心配になりました。

二番目に住んだけど
火事で焼けた(はずの)
丸太小屋。

ここはまだ中に入れます
 
続いて、ちょっと離れたところにある五郎さんの「石の家」へ。
ここはドラマの撮影に使うから、っていうことで遠くから眺めるだけなのですが
TVのドラマが今年で終わってしまった後はどうなるんでしょう。
このままにしておいてほしいな…
 

いいですねえ、このたたずまい。
ほんとに五郎さんが出てきそうですよ…

余談ですが、ここで例の「北の国から」バイクに乗った
ごついお兄ちゃんトリオにやっぱり遭遇しました。
にっこにこしながら、いろんな掲示物をみて
ポスターの前で記念写真を撮ってました。可愛かったです。

 
これくらいお天気が悪いのなら、「北の国から」ロケ地マップでも持ってきて
いろいろ回ってみても良かったんですが、一応風景を撮ることを目的に来てますので
それはまたいつか別の機会に。今度はゆっくり見て回りたいなあ…

「中畑木材」の前を通り過ぎ、八幡丘の方に向かいました。
残念ながらここでまた雨!
ほんとは八幡丘の小道みたいなところを探して、「北の国から」に出てくるみたいな
風景を撮りたかったんですけどね。
(北の国からのどこがいいって、ストーリーはもちろんなんですが、あのカメラワークに
惚れてしまいました。ほんと、いい風景撮ってます!)
しかたないので、「夏」ギャラリーに載せた小屋の写真を撮って、富良野に戻ることに。
 
と思ったら、お師匠が急ブレーキ。
草太兄ちゃんの牧場として使われていた、
フェニックス牧場を発見したからです。

でも、びっくり。屋根がつぶれてしまっているのです。
これもまた雪のせいなんでしょうか。
それとも、草太兄ちゃんが死んじゃったから…?
跡を継いだ純と正吉が破産させちゃったから…?
これは冗談として、見ていて辛くなるような光景でした。
 

★episode2メルヘンの木
 

話はちょっと戻ります。
五郎さんの「石の家」を訪ねた後、アイコさん(美保純ね。aikoじゃないよ)
が勤めてた「にんじん工場」のところを曲がって、JRの「フリーきっぷ」の
パンフレットに載っていたウォーキングコースへ。
これからメルヘンの木に会いに行きます。
こういう地図に従って、「ここが十勝岳の絶景ポイントなんだって」とか
「ここを曲がるとメルヘンの木だって」って言いながら回るのは、
決して本意ではなく、ちょっと淋しいのですが知らないものは仕方ない(笑)。
ちなみに「絶景ポイント」では、十勝岳に雲がかかっていたため
写真は撮りませんでした。

タマネギ畑の写真など撮りながら進んでいくと、ついに「メルヘンの木」。
写真では見たことがあったのですが、撮るのは初めてです。
なるほど。
確かにいろんな季節に、いろんな背景で撮ってみたくなる木ですね。
…美瑛にあればいいのに…(こらーっ!)

 
せっかくなので、
お師匠が撮った写真。
タマネギ畑と、
ゆるやかなカーブが
いい感じですね

左下に写り込んじまった
のはどうやら私の
影らしいです。
ごめんなさい…(汗)

パンフレットによれば
この場所が

「このコース随一の
絶景ポイント」
なのだだそうです。

なるほどね。

 

★episode3やっぱり美瑛に帰ろう!
 

メルヘンの木に別れを告げ、八幡丘を通り過ぎていくと、
大きなカーブのところに広い駐車スペースとトイレがありました。
お師匠によれば、富良野の町が一望できるここが、五郎さんと子供達が
「さよおーっ、ならあーっ!せんっきゅうひゃくはちじゅう、ねえーん!」(田中邦衛さんの
ものまね風でお読みください)と、大晦日の夜に叫んだ場所なのだそうです。
20年以上の歳月で環境も大きく変わってしまうものなのですね。
あの頃はこんな立派な舗装道路なんてなかったんだろうし…

その舗装道路を町の方に進んでいくと、分かれ道がありました。
左は富良野市街、右は美瑛。
富良野駅前には今、「北の国から資料館」なるものがあって、
「五郎さんの一万円札」とか「シュウちゃんの日記帳」等が展示されていて
泣けますよ!という、とぅもろうさんで会ったお兄さんの情報もあったのですが
ちょっと迷った末、お師匠はハンドルを右に切りました。

やっぱり今回も富良野とは仲良くなれませんでした…。
お天気の日が続いて、美瑛でたくさん写真を撮れてた後だったなら
また違う展開になっていたかもしれないんですけどね。
いつか仲良くなれる日が来るのでしょうか…?????

 

★episode4ただいまーっ!
 

途中、お腹がすいたので深山峠のイタリアンレストランでランチを食べる。
イタリアン・バイキングっていう旗につられて入ったのに、土・日・祝だけだって。
まあ、いいんだけど。
サラダに入ってたとうもろこし(もちろん缶詰に非ず!)がおいしかったから。
お昼もねえ…。いつも必ず行くよ!みたいなお店が欲しいんですが
今のところありません。それがちょっと淋しいんですよね。

深山峠のトリックアート美術館の横の坂道を下りて、美瑛に戻ってきました。
(この美術館の建物、高台からの風景を損なうんだよなあ…ぶつぶつ)
おかしいのは、富良野にいる間は「借りてきたネコ」状態だったのが、
美瑛に戻ってきたら元気になっていること。やっぱり美瑛の子なんだわねぇ…

レンタカーは今日の18時まで。雨はやみ、少し明るい曇り空になりました。
なので、この3日間でまだ行っていないところに行ってみることにしました。

 
お久しぶり!の
「カラマツ1号」

お師匠の写真です
カラマツ1号の
反対側の畑と
赤い屋根の納屋と
オオハンゴンソウを
一緒に撮りました
 

★episode5知らない道の恐怖のドライブ
 
この道はまだ走ってないよね?といいながら進んでいったところに、
「夏」のギャラリーで紹介している、道を隔てたひまわり畑がありました。
さらに進んでいくと、また別のひまわり畑。
そこは、「家族の木」の裏側でした。新たなる発見!
 
お師匠が撮った写真は
私の写真と角度が
違っていたので、
トリミングがきれいに
決まりました。
(私のだと、手前の木が
あんまり入らなくて
絵みたいになりません)

こちらが第二の
ひまわり畑。
遠くに、第一の畑の
黄色い帯が
見えています
 
でも、その後がちょっと大変でした。
そのまま林道に突入したところ、なかなか下界への道がない。
この道、多分3年前にも通ってて、その後下界にて
「家族の木」を見つけたんだと思うのですが…。
ようやく一般道に出て、「家族の木」の方に戻ろうとしたら、
工事で通行止めだって。
ということでUターンしたら、あれれれれ…
また白金温泉方面に向かう道じゃないですか。
今回、3日連続して白金温泉の方に行っちゃってる。
何かにとり憑かれてるのかしら…模範牧場の牛とかさ。

結局、またまたキロ数とガソリンを浪費して、知ってるところに
ようやく戻ってくることができました。
時に午後2時過ぎ。
とりあえず、この迷子ドライブで疲れたのでビーフイン千代田で
ソフトクリームを購入。
またしても「ふれあい牧場」のヤギと遊んでいると、一瞬だけ
まぶしい陽射しが降ってきたのですが、それはほんの一瞬。
夕焼けは期待できそうにないので、
4時台の電車で帰ることに決めました。
かなり後ろ髪引かれる思いなんですが、この半端なお天気ではね…
 

★episode6 まだまだ知らないところがある
 

そうなると、あまり遠くへは行けません。
やり残したことはなかったかな(もちろん写真は未練たらたらですが)…
と思ったときに、はたと思いついたこと。
それは、「おいしいとうもろこしを食べようよ」…でした。
(最後は食い気かよ…)

確か、千代田の丘を下りていった道沿いに「ゆできび」って旗が立ってる
農家さんがあったよ!と走り出したものの
行けども行けども見つからず、どうやら私のうろ覚えのせいで
反対側に曲がってきてしまっていたようでした。
ガソリンももう残り少ないので、反対側まで戻るのを諦めて、
まだ登ったことのなかった坂道を登っていってみることにしました。

ここでまたまた発見(といっても、知ってる人は知ってるんだけど)。
今まで見えてはいたけれど、来たことがなかった道に出ることができました。
「三愛の丘カーブ茶屋」が近くに見えるので、多分「三愛の丘」の
近くなのでしょう。
(地図は見ないし、3大展望スポット?の「新栄の丘」「三愛の丘」
「北西の丘」をことごとく避けてきたばっかりに、知らなかったらしいです)

残念ながら小学校の塔は見えませんが、遠くにパフィーの木、
ちょっと遠くに「エゾリスの木」も見えます。畑の色もいい感じ。
とってもいい眺めなのに、今までもったいないことをしていたものです。
美瑛はまだまだ奥が深いねえ…っていいながら、これが最後と
写真を何枚も撮りました。
すると、パフィーの木の上にうっすらと光芒。…遅いよっ!!
もっとこういうの、たくさん撮りたかったのにーっ…

 
180度、ひろびろとした
眺めが広がっています。

…でも、こういう所って
撮るのが難しいんだ
これがその光芒。
あまりきれいに
撮れてなくて
残念でした…
 

ここで時間切れ。
今日はまだ白樺に会ってないよ〜などと心の中で叫びつつ、
また来るからいいもん!みたいなリベンジの気持ちを高揚させつつ
美瑛駅に戻りました。
レンタカーの精算をしたら、やっぱり130Kmの走行オーバーだって。
(うち何Kmが白金温泉の呪い?によるものかしらん…)
でも2600円の追加料金で済むんだから、ありがたいことです。

そして、電車は美瑛をゆっくりと離れていきました。
線路脇のオオハンゴンソウや、一瞬だけ見えるポプラさんの屋根に
手を振りつつ、今回の訪瑛は終了です。

結構長く滞在した割には、すごーく消化不良だったんですけど、
それは仕方ありませんね。北海道はずっと天候不良だったんだから。
半日だけでも晴れてくれたことに感謝したいと思います。

…と思いながら(というか、思おうと努力しながら)旭川で乗換えをして
札幌に向かう車窓。
あれーっ…夕陽が撮れそうじゃん…。
でもホラ、深川と美瑛じゃ方向も違うし、太陽の見え方も違うよね!
なんていってたら、あずさんに出したお礼のメールのお返事が来ました。
「もう帰っちゃうの?夕焼けが広がりそうだから、まだ撮ってると思ってた」
だって。

うわーん!!!!!何てついてないんだぁぁぁぁ!!!!!

でもまあ、どっちにしろレンタカーは6時に返さなきゃいけなかったし
(夏にレンタカーを借りるなら、8時まで営業しているところじゃないと
ダメですよね、ほんとは)
うん、また来年頑張りましょ!それだけ。

 

★episode7 札幌の夜
 

札幌には19時着。昨日までのような涼しさはありません。
上着を着ているか否かが観光客と地元の人の見極めポイント、って感じですかね。

今夜のお宿は北1条通りの「ペアーレ札幌」。社会保険関連の施設で、
加入者の家族であれば利用でき、ツイン1室で8000円くらいだから安い方でしょう。
新しいし、広くてきれいだし、なかなか良いのですが、駅からちょっとだけ歩きます。
ま、たいした距離ではないので、荷物を置いたらすぐ出かけました。

行き先は「北○(きたまる)」さん。
お料理がおいしいので、札幌にいた頃から愛用してました。
いつもバカの一つ覚えみたいに「かぼちゃのクリーム煮」「しめさば」「モツァレラ
チーズとトマトのサラダ」は必ず頼みます。あとは、月々のおすすめから。
今日は美瑛で食べそびれた「焼きとうもろこし」も食べました。
ここに来ると、あー札幌に来たなあ…なんて思ったりして。
焼き物担当の、岩城滉一風の渋いお兄さんも健在で嬉しかったなあ。

北○さんを出た後は、お師匠とは別行動。
以前の仕事仲間を訪ねたかったからです(お師匠は一足先にお宿へ)。
札幌で最初に勤めた会社、経営コンサルタントの会社だったはずなのに
社長が自然食のレストランを始めたため(いろいろ事情はあったんだけど)、
結構大変でした(その辺については割愛)。
で、その頃いっしょに頑張っていた仲間のうちの2人が、偶然にもすすきのの
同じビルの中でお店を営んでいるんですね。
厳しい飲食業界でまだ大丈夫かな?頑張ってるかな?って、時々思い出しては
心配していたりするんですが、今日訪ねたときも2店とも健在でした!

ひとりはキミちゃん。「からくう」というお店を一人で切り盛りしています。
以前の自然食レストランの流れを少し汲んでいて、調味料には気を遣ってます。
がんばり屋の明るい女の子です。
もうひとりは小山田さん。当時のシェフでした。
「GLORIA」っていう南米料理中心のおしゃれなお店をやっています。
(W杯の時には「外国人お断り」にした店が多い中、「Welcome」を掲げた結果
店内はイングランドのサポーターで大盛り上がりだったとか。見たかったなあ)
なんていうのかなぁ、いいヤツです。自分をしっかり持った、かっこいいヤツです。
札幌を訪れる機会があって、お暇でしたら是非のぞいてみて下さい!
電車通りに面した第三藤井ビル(東急インの向かい側くらいかな?)の
地下1階と1階にあります。…って、この説明でわかる人いないだろうなあ(笑)


1時間くらいビールなど飲んで、ホテルに向かう帰り道。
楽しかったけど、ちょっとした淋しさがありました。
あー、私の札幌って札幌駅からすすきのまでの間だけになっちゃったなあ、ってね。
昔住んでいた辺りとか、会社の辺りとか、それから大好きだった西岡公園や
真駒内公園、百合ヶ原公園、豊平川の河川敷…
確かにここで生活していたはずなのに、ずいぶん遠くなっちゃったなあ…ってね。
大好きだった街だけに、こんな淋しさを感じるんでしょうね。

でも、明日は今の私の居場所に帰ります。
のの君が待っています。